研修医・学生の方へ

九州大学脳神経外科は、全国有数の豊富な症例数を通して、高度な専門性を持つ指導医のもとに幅広い脳神経外科領域の臨床研修を提供し、脳神経外科の明日のリーダーを育成・輩出することをミッションとしています。

当科での研修プログラムでは、卒後2年間の初期研修終了後、4年間の専門医研修を行い、卒後7年目での脳神経外科専門医の取得を目指します。4年間の研修のうち、最初の1年間は大学病院で、その後の3年間は研修施設・関連施設での研修を行います。大学病院での研修では、指導医のもと脳神経外科診療に必要な基本的な知識や手技を学ぶとともに、積極的に学会発表や論文執筆にも取り組むことで臨床医として生きて行く上でもとても大切なリサーチマインドの育成も行います。4年目以降の関連施設での研修は多くの症例を幅広く経験することで、大学で習得した基本的技術を応用/発展させることに重点を置いています。

また、研修期間中・後に希望に応じて大学院への進学も可能です。研究テーマは各人と話し合って決めますが、各分野の最先端の教室で学ぶことができます。国内外の留学も積極的に支援しています。

専門外科医のキャリアパス

脳神経外科専門医取得後は脳腫瘍、脳血管障害、機能的脳神経外科(てんかん、不随意運動など)、小児脳神経外科などの各専門分野での研修を通じて、さらに高い専門性を追求することが可能となります。九州大学では、脳神経外科のサブスペシャリティーを幅広くカバーしています。研修プログラムを通じて、より幅の広い、深い専門性に裏打ちされた脳神経外科医としての極みに達することになります。