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脳神経外科で主に診療してる疾患についてご紹介いたします。

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難治性てんかん

薬物(抗てんかん薬)でコントロールが困難な難治性てんかんに対しては、種々の検査でてんかん原性域(てんかん焦点:てんかん発作の始まりに関わる部分)を同定し、同部を切除することで発作を改善させます。
当院の特徴としては現時点で行いうるすべての検査、すなわちMRI、ポジトロンエミッショントモグラフィー(PET)、脳シンチグラフィー(SPECT)、神経磁気計測装置(脳磁図、MEG)、128chデジタル脳波・ビデオモニター装置、プロポフォールを用いた和田テスト(血管撮影装置)などすべての検査機器を装備していることです。これらの検査機器を駆使し、正確にてんかん原性域を同定した後に手術の適応を考えます。
当院では、難治性てんかんの患者さんに対して神経内科(16歳以上の成人を対象)や小児科(15歳以下の小児を対象)と連携して、こうしたあらゆる最新の医療機器を用いて治療方針の評価を行っています。その結果に基づいて、合同カンファレンスを毎月開催し、各々の患者さんの治療方針を決定しています。カンファレンスの結果、手術で改善が見込めると考えられた患者さんに対しては、当科のてんかん専門医より外来で詳しくご説明いたします。
諸検査でてんかん焦点を正確にできて、その部位を切除しても大きな後遺症を残さないと判断で来た場合には、開頭手術によりてんかん焦点を取り除きます。一方、これらの検査でてんかん原性域がはっきりとわからない場合や、てんかん原性域が運動/感覚/言語などの重要な働きをもつ場所に存在することが予想される場合は、頭蓋内に電極(硬膜下電極や深部電極)を留置し、てんかん原性域をより詳細に同定し、電気刺激でその部位の脳機能を十分に確認した上で、手術を考えます。最近では、さらに神経内科・臨床神経生理学教室・検査部と連携して、発作焦点に特異的に出現することのある低周波/高周波の解析による発作焦点の絞り込み、脳内の機能ネットワーク/てんかんネットワークの解析など、先進的な手法を行うことで、従来の検査ではわからなかったようなてんかん焦点の検出にも力を入れています。
手術方法には幾つかありますが、一番確実な手術法はてんかん原性域をとってしまう切除手術です。海馬を中心とした側頭葉にてんかん原性域が存在する側頭葉てんかんに対しては、今まで100例を超える患者さんに前側頭葉/海馬切除を行ってきましたが、70~80%の患者さんが術後に発作がみられなくなっています。また、てんかん原性域が脳の重要な働きをしている部位や脳の広い範囲に存在する場合には迷走神経刺激療法(VNS)の手術を行い、また、軟膜下皮質多切術(MST)や脳梁離断術などの遮断手術を行い、良好な成績をあげています。
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