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脳神経外科で主に診療してる疾患についてご紹介いたします。

脳腫瘍
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脳神経外科分野
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脊椎・脊髄疾患
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脊椎・脊髄疾患

脊髄腫瘍には、脊髄内に発生するもの(髄内腫瘍)、脊髄を包む硬膜の内側で脊髄の外側に発生するもの(硬膜内髄外腫瘍)、硬膜の外に発生するもの(硬膜外腫瘍)があります。髄内腫瘍は星細胞腫や上衣腫が多く、髄外(硬膜内髄外、硬膜外)には神経鞘腫や髄膜腫が多く発生します。 九州大学病院では、豊富な経験に基づき、それぞれの腫瘍に対して入念な術前検討を行い、脊髄機能の温存につとめながら、患者さんのQOLを考慮した積極的な治療を行っています。

脊髄腫瘍の手術による合併症として、術後に麻痺や感覚障害が出現することがありますが、九州大学病院では、MEP(motor evoked potential, 運動誘発電位)やSEP(sensory evoked potential, 感覚誘発電位)を用いて、四肢の運動や感覚機能をモニタリングしながら手術を行うことにより、これらの合併症を最小限に抑え、術後も良好な機能予後を得ています。

悪性腫瘍に対する術後療法としては、病理組織診断や悪性度に応じてACNUやテモダールなどの化学療法やサーバーナイフを含めた放射線治療を積極的に行っています。

脊髄上衣腫 手術前・手術後

脊髄上衣腫 手術前・手術後

腰椎神経鞘腫 手術前・手術後

また、九州大学病院では脊髄血管障害に対する治療も積極的に行っています。脊髄硬膜動静脈瘻は、脊髄神経根の硬膜貫通部近傍に動脈と静脈の短絡が生じる疾患です。圧の高い動脈血が静脈に直接流入するため、静脈圧が上がり脊髄のうっ血が起こることにより、様々な脊髄症状が出現します。外傷や手術に伴い生じることもありますが、原因がわからず特発性に発症することもあります。 症状としては脊髄うっ血による還流障害に伴う脊髄症状が主で、上下肢の痺れや麻痺、歩行障害、直腸膀胱障害(排尿・排便障害)などを来します。

診断はまず造影CTやMRIを行い、脊髄硬膜動静脈瘻を疑う所見があれば脊髄血管造影を行い診断を確定します。 治療は動脈と静脈の短絡部を遮断することにより、脊髄のうっ血を改善することを目的とします。方法としては血管内治療と手術治療が挙げられます。 血管内治療は局所麻酔下にカテーテルを用いて、血管の中から病変部を治療する方法です。太ももの付け根からカテーテルを挿入し、病気の原因となっている血管まで誘導し、塞栓物質を流して直接動脈と静脈の短絡を遮断します。 手術治療は全身麻酔下に行い、背中の皮膚を切開し脊椎を一部削除して病変部に到達します。病気の原因となる異常血管を直接遮断して、術中蛍光造影により動脈と静脈の短絡が消失していることを確認します。

脊髄硬膜動静脈瘻は再発することがありますので、治療後も外来で定期的に経過観察していくこととなります。

カテーテルによる血管内治療、塞栓前(左)と塞栓後(右)

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