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脳神経外科で主に診療してる疾患についてご紹介いたします。

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もやもや病

もやもや病は、両側内頸動脈終末部を中心に進行性に狭窄・閉塞して大脳への血流が悪くなるために、代償性にもやもやとした異常血管網(もやもや血管)が二次的に発達してくる病気です。通常は、もやもや血管の働きによって症状を示さずに済んでいますが、泣く、運動する、らーめんを食べるなどの刺激が加わると、過呼吸になり脳血管が収縮して、脳血流が足りない状態になります。その結果、一時的に手足の麻痺、しびれ、言語障害などの症状が出現し、脳梗塞になる場合があります。またもやもや血管には、常に血流の負荷がかかっており、これが長期化すると破綻して脳出血になります。

もやもや病には脳虚血発症(小児期5歳前後がピーク)と脳出血発症(30歳台)の2つのタイプがあります。従来から、虚血タイプに対してはバイパス手術が有効です。バイパス術には、直接血管を吻合する直接バイパスと、筋肉や硬膜などの組織から間接的に血流を供給する間接バイパス術とがあります。
最近、出血で発症したもやもや病に対しても、バイパス術を行いことで再出血を予防することが証明されました。当施設ではもやもや病に対するバイパス手術を積極的に行っています。

もやもや病 -脳血管撮影-

蛍光色素を静脈注射した時の顕微鏡写真です。
バイパスを介して脳表に広く血液が供給されているのがわかります。

もやもや病 - ICGビデオ血管撮影 -

左側が脳表に血流が豊富な骨膜や帽状腱膜、筋肉を接着させた間接バイパスの写真です。
右側が手術9ヶ月後の脳血管撮影です。直接バイパスに加えて間接バイパスを介して中大脳動脈領域に多くの血液が供給されているのがわかります。
手術後には、バイパスの血流によって、手術前と比較して、脳血流の状態が大きく変化するために、最初の1−2週間の間に、一時的に麻痺やしびれといった症状が出現する場合があります。通常は、次第に脳の血流が落ち着くことによって、症状が消失します。私たちは手術後も、適宜脳の血流の状態を調べて、一人一人の患者さんにあった管理を行います。

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