医療関係者の方へ

研究情報

研究情報についてご紹介いたします。

脳血管障害分野

脳血管障害は、脳に血液を送る血管の障害により引き起こされる病気で、血管が破れることによる出血性脳血管障害と血管がつまることによる閉塞性脳血管障害に分けられます。脳血管障害は日本人の死因の第4位で、要介護状態をきたす原因疾患の第1位であり、1人でも多くの脳卒中患者を救えるよう、日夜研究を行っています。

間葉系幹細胞を用いた脳動脈瘤増大抑制療法の開発

出血性脳血管障害のうち、破裂するとくも膜下出血を起こす脳動脈瘤を制御することを目的とした研究については、脳腫瘍の研究でも使用した間葉系細胞(MSC)を使用した研究を行っております。 脳動脈瘤の本態は、血行力学的ストレスによる内皮細胞損傷に起因して生じる血管壁の慢性炎症、それに伴う細胞外基質の過剰な変性分解といわれており、近年、脳動脈瘤壁に浸潤する炎症細胞の主体はマクロファージであることが確認され、動脈瘤形成に重要な役割を果たしていることが明らかとなっています。 これらの知見を元に、現在、MSCを用いた脳動脈瘤増大抑制療法の開発を目指しています。

くも膜下出血における脳血管攣縮の病態解明

脳動脈瘤が破裂により引き起こされるくも膜下出血後に発症する、脳血管攣縮はくも膜下出血の合併症で最も重要な予後不良因子で、いままで多くの研究がなされてきましたが、その原因や治療法は未だ確立されていません。

当研究室では、主としてくも膜下出血後の脳血管反応性の亢進に着目し、脳血管攣縮に対する基礎研究に、積極的に取り組んできました。最近では、くも膜下出血後の脳血管における遺伝子発現変化に着目し、脳血管攣縮の病態解明を試みています。また、新規治療targetや治療薬を創出すべく、様々な手法を用いて研究を行っています。

近年、くも膜下出血直後の早期脳損傷がくも膜下出血患者の重症度および神経学的機能予後に寄与しているという報告がなされ、新たな研究対象として注目されています。当研究室では新たなくも膜下出血モデルを確立し、早期脳損傷と脳血管攣縮との関連性の解明を新たな研究テーマの一つとし、取り組んでいます。

閉塞性脳血管障害

閉塞性脳血管障害の分野においては、大学院生が九州大学病態機能内科学に出向し、脳梗塞の機序の解明と新たな治療薬の開発に取り組んでいます。

PAGE TOP

医療関係者の方へ

アクセス

九州大学病院
〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
TEL:092-641-1151(代表)

アクセスマップ